山田真也•高松威 二人展「解体のエコノミー」
- JITSUZAISEI
- 4月21日
- 読了時間: 2分
更新日:2 日前


山田真也•高松威 二人展
第5回HYO_SO_表層「解体のエコノミー」
2025.5/10(土)-5/25(日)
14:00-19:00 / BAR19:00-
火・水曜休廊
※最終日17時まで
大阪市東成区大今里4-14-18 JITSUZAISEI
モニュメントと職人、愛着と産業、起源と模倣。
共同なものの現実存在と、同時に各々の居場所と(独占的な)分前を規定する区分が定められ、可視化される瞬間をジャック・ランシエール(1940-)は、「分有/partage」という言葉で説明した。
作ることは観ることでもあり、観ることは解体することでもある。
高松と山田は、共に立体作品の制作を行なっている。工芸、彫刻、錆、抵抗、肉、消尽など、それぞれの言葉と形のエコノミーの中で製作/解体してきた。道具と産業を起源とする工芸と、彫刻が媒介する存在と象徴の線引きは、常に感性的な眼差しの中で揺れ動いている。
「表層」という展覧会で行ってきた試みは、作品を支点にした形の政治的な境界を問題にしつつも、元々の機能が失われ、形態だけを残した痕跡器官と呼ばれる存在に近い。進化のエコノミーとは、モノの生物的な可塑性であり、ミイラのような肉とも骨とも言えないものを身体に引き継いでいく過程である。
表層は、作品にとっては身体であり、私たちの言葉であり、観客の形である。
2025.4.21 山田真也
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山田真也 Shinya Yamada
2020 大阪芸術大学美術学科彫刻コース卒
2025 京都市産業技術研究所釉薬実務者コース在籍
主な展示・活動
2023 「表層/借景」 / MIDORI,SO Gallery (東京)
2023-2024 PARA(東京)を通じて山本浩貴の読書会に参加。
2024「彫刻tomorrow 6大学合同展」/ギャラリーマロニエ
2024- 中村融子の南仏渡航プロジェクト(薪窯の会)に参加




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高松威 TAKESHI Takamatsu
1997年 大阪府守口市生まれ、枚方市育ち
2016年 大阪府立 淀川工科高等学校 機械科 卒業
2020年 大阪芸術大学 芸術学部 工芸学科 金属工芸コース 卒業
2022年大阪芸術大学 大学院 芸術研究科 芸術制作専攻 博士課程前期(工芸) 修了
個展
2020-22,24年 個展 gekilin./大阪
2020,23年 個展 COCOCOFFEE/奈良
2024年 個展 MEDIASHOP/京都
アートフェア・芸術祭
2021年04月 SUIKEI ART FAIR 中之島近辺/大阪
2021年10月 下町芸術祭 神戸市長田区/兵庫県
2022年06月 art stage OSAKA堂島リバーフォーラム/大阪
2022年09月 ART FAIR ASIA FUKUOKA /福岡
2022年10月 育波芸術祭 淡路市育波町/兵庫
2022年11月 学園前アートフェスタ 学園前/奈良
企画
2019‐23年 HYO_SO_ 第1回‐第4回展
第1回 FLAT space/大阪
第2回 MEDIA SHOP/京都
第3回 2kw GALLERY /滋賀
第4回 MIDORI.so GALLERY/東京
設置
WPU 新宿区/東京
MEDIASHOP 中京区/京都
新東京ビル 千代田区/東京
CETTEN 中崎町/大阪
SIX SENSES KYOTO 東山区/京都
OSAKA STATION HOTEL 北区/大阪
他グループ展多数



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