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HIROSHI WATANABE SOLO EXHIBITION「Shifting Perspectives」

執筆者の写真: JITSUZAISEIJITSUZAISEI


HIROSHI WATANABE 30周年 × JITSUZAISEI4周年 特別記念展 


HIROSHI WATANABE SOLO EXHIBITION

PHOTO AND SOUND INSTALLATION feat.CRACKWORKS


「Shifting Perspectives」

3/29㈯-4/6㈰ 火曜休廊

17:00-22:00

入場無料

大阪市東成区大今里4-14-18 JITSUZAISEI

大阪メトロ千日前線今里駅5番出口から徒歩5分

06-6224-4475



この度JITSUZAISEIでは3/29-4/6の期間、音楽家(DJ)兼、写真家のHIROSHI WATANABEさんによる写真&サウンドインスタレーション展「Shifting Perspectives」を開催いたします。

30年という長い歴史の中で、HIROSHI WATANABEさんは単なるテクノミュージシャンとしてだけではなく一人のアーティストとして、音と写真、そして日常の記憶を結びつける独自の表現を追求してきました。

HIROSHI WATANABEさんのキャリアは、革新と探求の連続でした。テクノミュージックの持つ無機質で冷たいイメージに対し、常に温かみや親しみ、そして人間味を加えることに挑戦されています。その背景には、自身の日常への鋭い観察眼と、何気ない一瞬に宿る美しさを見逃さない感性が息づいています。

特に、HIROSHI WATANABEさんが手がけるアルバムジャケットは、ただの装飾ではなく、自身が切り取った日常の1枚1枚が音楽の情景を語る物語となっています。時にはお子さんの写真や、日常の何気ない瞬間が映し出され、冷たく整然としたテクノ界隈に、温かな人間性と居心地の良さをもたらしました。これまでの活動は、従来のジャンルの枠組みを超え、視覚と聴覚が交わる新たな芸術表現の先駆者のように思えます。

また、HIROSHI WATANABEさんの作品には、時間の流れと共に刻まれる記憶の重みが感じられます。30年間の経験が積み重ねた感性は、過ぎ去る日々の一瞬一瞬に普遍的な「今」の輝きを見出し、見る者に懐かしさと共に未来への希望をもたらします。

一方で当ギャラリーJITSUZAISEIは、代表MINAMI MIYAJIMAの四角形を描き続けるアーティストとしての信念と、数字の「4」へのこだわりを象徴しています。2021年4月4日 4:44pmにオープンしたその歴史は、通常の節目である3年、5年、10年とは一線を画し、4周年という一見意外な数字が、MIYAJIMAにとって最も重大な節目であることを物語っています。

今回の展示では、プロジェクターによるスライドショーという手法で、HIROSHI WATANABEさんが撮りためた写真がCRACKWORKSさんの手によって音楽と映像の融合を通して甦ります。30年という長い歴史と、MINAMI MIYAJIMAの手による4周年という新たな出発点が交差するこの空間で、私たちは変わりゆく時代の中にも輝きを放つ「今」を感じ取ることでしょう。両者の節目と独自の表現が重なり合うこの展覧会は、未来への新たなインスピレーションと共に、革新の精神を讃える場となります。

是非ご高覧いただけますと幸いです。


音響協力 by 無重力セッション



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Live Performance

JITSUZAISEIが4周年を迎える4/4(金)にライブパフォーマンスを行います。

HIROSHI WATANABEさんが捉えた自然の光景と、JITSUZAISEI代表のMINAMI MIYAJIMAが描く無機質な世界。

その二つがプロジェクションの中で交わるとき、空間は現実と仮想の狭間へと変化します。4月4日、この映像の中にWATANABEさん自身の音が重なり、時間と記憶が揺らぐ。音は光を導き、形は境界を超え、新たな知覚の層を生み出していく。この一夜限りの瞬間が、どのように響き、刻まれていくのでしょうか。

現実と仮想の交差点のようなライブパフォーマンスを是非ご鑑賞ください。


START 19:30

入場無料 / 1ドリンク制

※パフォーマンス中は会話や物音を立てる行為はお控えください。


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また、本展に合わせ限定50本のカセットテープを制作しました。

HIROSHI WATANABEさんがMINAMI MIYAJIMAをモチーフに作曲してくださったオリジナル曲「SQUARE FIELD」を収録。パッケージにもこだわり、ケースはMIYAJIMA描き下ろしデザインです。収録内容はA面はオリジナル、B面はアンビエントミックスとなっております。

カセットは懐かしいものであり、記憶を閉じ込めるメディアの一つという点からこの媒体を選びました。

巻き戻し、再生、早送りと、指先の動作とともに、音は過去へと遡り、また未来へと進んでいく。

HIROSHI WATANABEさんが写真に刻む日常の断片、MINAMI MIYAJIMAが形に込める幼少期の記憶。

それらと同じように、このカセットにも時間の重なりが宿っています。

会期中販売いたしますので是非こちらもチェックしてみてください。



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HIROSHI WATANABE a.k.a. KAITO

音楽家/DJ/写真家

1971年、東京生まれ。東京音楽大学付属高等学校を卒業後、1990年に渡米。ボストンの バークリー音楽大学を修了し、1994年よりニューヨークを拠点に本格的に活動を開始。DJ 活動と並行しながら数多くの作品を発表。叙情的でメランコリックなシンセフレーズとメ ロディを巧みに重ね、ダンサブルなリズムとビートレスなアンビエントの世界を自在に行 き来する独自のサウンドは、世界中のリスナーから高い支持を受けている。 2001年、ドイツのレーベルKOMPAKTよりKaito名義で7枚のEPと8枚のアルバムをリリー ス。2014年にはケルンでWDRオーケストラとの共演を果たし、2016年にはDerrick May主 宰のTransmat Recordsから、日本人アーティストとして初となる「MULTIVERSE」を発 表。代表作には、アニメ『交響詩篇エウレカセブン』の挿入曲「GET IT BY YOUR HANDS」、宮崎県の民謡に現代的アプローチを施した「TAKACHIHO」、茨城県の日本三 大名瀑のひとつである袋田の滝のライトアップに合わせて制作されたアルバムなどが挙げ られる。また、舞台作品、ゲーム、広告、ファッションなど、さまざまなシーンで劇伴、 楽曲提供を手掛けるとともに、写真家としてもアルバムカバーやアートワークの制作、個 展の開催など多岐にわたる活動を展開。特にコロナ禍以降は、アンビエント作品の制作に 注力し、自身のBandcampでも作品を発信している。2024年秋、Kaito名義で最新アルバム 『collection』を、フランス・パリを拠点とするレーベルInFiné Musicよりリリースしたば かり。


Photo Exhibition

2003 / 01 Hiroshi Watanabe Photo Exhibition with Young Richard at Seco Bar

2003 / 03 Hiroshi Watanabe Photo Exhibition with Young Richard at LOOP

2003 / 06 [Tiny Balance] Hiroshi Watanabe Photo Exhibition at eel’s bed Gallery

2003 / 07 Hiroshi Watanabe [Still Life] Photo Show Case at WOMB

2003 / 08 Hiroshi Watanabe Photo Show Case at Club AFRICA

2003 / 09 Hiroshi Watanabe [Tiny Balance] Photo Exhibition at Café Banda

2004 / 03 HIROSHI WATANABE 個展 「HEART to HEART」at 青山 Sign Gallery

2008 / 11 ヒロシワタナベ展 at Lounge Vio

2008 - 2010 Athens/Moscow で写真個展をLIVE Tourと共に開催 

2012 / 10 HIROSHI WATANABE 写真展 at SPES LaB in Ebisu "TINY BALANCE IN VERTICAL"

2017 / 05 阪急うめだ本店コンコースウィンドウ「夏の心地よい暮らし」写真展示

2022 / 12 セトエフ写真展「まち」香川県Setographer Fグループ写真展参加 



CRACKWORKS

2000年頃にデトロイト・テクノから受けた衝撃をきっかけにDJとして活動を開始し、クラブカルチャーに足を踏み入れる。映像による視覚効果への興味から、職業柄プログラミングの技術を持ち合わせていたこともあり、ProcessingやTouch Designerを使用し制作した映像を取り入れたVJとしての活動も開始。2016年、大阪を拠点に活動を展開する、DJ、VJ、グラフィックデザイナー、フォトグラファーが集まり発足したSiiNEに、オーガナイザーのRyu.Kの誘いを受けVJとして加入。VJ、DJとしてマルチに活動を展開している。

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